いちごの旬は3〜5月で、春を代表とする人気の果物です。この時期には、”あまおう”や”とちおとめ”、”紅ほっぺ”など色々な品種のいちごが販売されますが、購入後は正しく保存できていますか?
黒くなったり、じゅくじゅくしたり、白いカビが生えてしまった!なんてことはありませんか?
目次
黒い・じゅくじゅくいちごは腐ってる?食べられる?
いちごは傷みやすい果物で、購入時はキレイな状態でも家庭での保存中にこのような状態になることがあります。
●じゅくじゅくして柔らかくなる
●白いふわふわしたカビが生える
この状態が見られたいちごは、残念ですが腐っています…!食べると食中毒を引き起こす危険性があるので廃棄しましょう。
いちごにつく菌には、“うどんこカビ”と言われるものや“灰色カビ病”と言われるものがあり、カビの色も「緑・黒・灰色・茶色」など様々です。
いちごは成長環境や保存状態によって、簡単に腐ってしまう繊細な果物なのです。
いちごは腐るとどうなる?見分け方
では、いちごが腐るとどうなるのでしょうか?傷んだいちご・腐ったいちご・劣化したいちごの見分け方のポイントを「味・見た目・臭い」別にチェックしてみましょう!
腐ったいちごの味
腐ったいちごは、食べるとホコリっぽい味がします。また、いちごの味が薄く水っぽかったり、味がスカスカに感じることも。
見た目で腐っていることに気づくのがBESTですが、万が一食べてしまった場合、このような味に変わっているので注意しましょう。
腐ったいちごの見た目
腐ったいちごの見た目には、色々なパターンがあります。
●じゅくじゅくして柔らかい
●水が出てびちゃびちゃしている
●溶けて形が崩れている
●カビが生えている
カビが生えたり変色しているのは腐っているとすぐにわかりますが、パックから出したら汁気が出てびちゃびちゃになっていたり、持つと凹むほどじゅくじゅくして柔らかい場合も腐っています。
腐ったいちごの臭い
腐ったいちごは、カビ臭いにおいがします。ぷんぷんと臭うことは少なく、臭いよりも見た目の変化の方が大きいのが特徴です。
いちごが腐る前・傷みかけの特徴
腐ったいちごの見分け方のポイントはわかりましたが、“傷んできたけれどまだ食べられるギリギリの状態”はどんな状態なのでしょうか?
腐る前のいちご・傷みかけのいちごの特徴はこちらです。
いちごは腐るまでの時間が早いので、上記のような状態が見られたらすぐ消費しましょう!
パックの中にカビたものが少数ある場合は取り除き、それ以外のいちごにカビや変色が見られなければ食べることができます。
いちごが腐る原因・食中毒の危険は?
いちごが腐る原因には、いちごの成長環境や保存状態の問題があります。それぞれの具体的な原因はこちらです。
成長環境が原因の場合はどうすることもできませんが、保存状態が原因の場合は防ぐことができますよ◎
いちごはぶつかり合っている部分が傷みやすく、パックの中でぎゅうぎゅう状態だとすぐに傷んでしまいます。
また、カビは水分や温かい場所を好むので、水分が付いていたり常温保存してしまうとすぐに腐ってしまいます。
いちごが腐るまでの期間
いちごは腐るまでの期間ですが、購入時のいちごの状態により異なります。
新鮮ないちごを購入した場合、腐るまでの期間目安は3日間です。しかし、収穫から時間が経ったものは腐るまでの期間が短く、1〜2日で消費した方が良いこともあります。
腐ったいちごを食べると食中毒になる?
腐ったいちごにはカビ菌が付いているので、食中毒になることも。多少の量では症状は出ないこともありますが、普段からお腹が弱い方や、体調不良で免疫が下がっている時は要注意です。
加熱すれば食べられる?
カビ菌は加熱することで殺菌できる?と思う方もいるようですが、残念ながら加熱しても菌は完全に死滅しません。
また、腐ったいちごは味や風味も落ちているので、美味しくありません。
いちごを日持ちさせる保存方法・賞味期限
いちごを長持ちさせる保存方法と賞味期限について解説します。
いちごを長持ちさせるには、いちご同士が触れ合わないこと・水分がついていないことが重要です。賞味期限は3〜4日が目安です。
また、アルミホイルに1粒ずつ包んでから保存することで1週間以上日持ちさせることもできます!手間はかかりますが長期保存が効きますよ◎
まとめ
- 腐ったいちごの見分け方は、カビ/臭い/黒や茶色への変色/じゅくじゅく/汁気が出ている など
- いちごが腐る原因は水分やカビ菌!傷みやすいので丁寧な保存方法が長持ちのコツ
いちごは傷みやすい果物なので、購入後の保存状態が長持ちさせるカギとなります。最後まで美味しく食べるために、正しい保存方法でいちごの鮮度を保ちましょう♩