クランベリーは、ドライフルーツとしてよく食べられているベリー系の一つで、森などに自生している実でもあります。
ジャムにすると甘酸っぱくて美味しいですが、生のクランベリーは時間が経つと傷んできます。そこで今回は腐った時の見分け方・日持ちする保存方法などについて紹介いたします。
目次
クランベリーってどんな果物?
クランベリーは食べる機会の少ないですが、別名「赤スグリ」と言います。その味や旬の時期について解説します。
どんな味?まずい?美味しい?
クランベリーの味は酸味が強く、渋みもあります。食感はややぷちぷちとしていて、口の中で酸っぱい果汁がたっぷり広がります。
旬の時期・収穫時期
クランベリーの旬の時期は、9月〜11月の秋の期間です。
生産地
クランベリーの国産は少なく、生のクランベリーは夏はアメリカやカナダ、トルコ、アゼルバイジャン、ウクライナといった国々で生産されています。その中でも、アメリカでの生産量はは全体の50%以上を占めています。
日本の生産地は?
日本での生産地ですが、残念ながら国内にクランベリーを生産している地域はありません。
レッドカラントとクランベリーの違い
クランベリーによく似たベリー系に「レッドカラント」があります。この2つの違いは、実のジューシーさです。
クランベリーはレッドカラントほどみずみずしくありません。また、レッドカラントには透明感がありますがクランベリーはそうでないのも違いの一つです。
クランベリーの栄養と効能
甘酸っぱいクランベリーには、美容や健康効果の高い栄養が多く含まれています。詳しい栄養成分と効能について解説します。
栄養
クランベリーには、強い抗酸化作用を持つβカロテンやビタミンEが豊富に含まれています。また、ビタミンCや胎児の形成に欠かせない葉酸、ビタミンCの働きを促進させるパントテン酸も多く含んでいます。
効能
クランベリーに含まれる栄養成分には、抗酸化作用によるアンチエイジング効果や、がん細胞の生成を抑えてがんを予防する効果などがあります。それ以外の効能はこちらです。
クランベリーにアレルギーはある?
クランベリーは日常的に食べる果物ではないため、「毒やアレルギーがある?」と思われることが多いようです。ですが、クランベリーに毒性・アレルギー性はなく安全な果物です!
クランベリーは腐るとどうなる?見分け方
クランベリーが腐るとどうなるのでしょうか?傷んだクランベリー・腐ったクランベリー・劣化したクランベリーの見分け方のポイントを「味・見た目・臭い」別にチェックしてみましょう!
腐ったレッドカラントの味
腐ったクランベリーは、食べると苦い味がします。また、味が薄く水っぽかったり、味がスカスカに感じることも。
見た目で腐っていることに気づくのがBESTですが、万が一食べてしまった場合、このような味に変わっているので注意しましょう。
腐ったクランベリーの見た目
腐ったクランベリーの見た目には、色々なパターンがあります。
●じゅくじゅくして柔らかい
●水が出てびちゃびちゃしている
●溶けて形が崩れている
●カビが生えている
カビが生えたり変色しているのは腐っているとすぐにわかりますが、パックから出したら汁気が出てびちゃびちゃになっていたり、持つと凹むほどじゅくじゅくして柔らかい場合も腐っています。
また、白くてふわふわしたカビが生えやすいのも特徴です。購入直後でもすぐに生えることがあります。
腐ったクランベリーの臭い
腐ったクランベリーは、カビ臭いにおいがします。ぷんぷんと強く臭うことは少なく、臭いよりも見た目の変化の方が大きいのが特徴です。
クランベリーが腐る原因
クランベリーが腐る原因には、保存状態の問題があります。具体的な原因はこちらです。
成長環境が原因の場合はどうすることもできませんが、保存状態が原因の場合は防ぐことができますよ◎
クランベリーはぶつかり合っている部分が傷みやすく、容器の中でぎゅうぎゅう状態だとすぐに傷んでしまいます。
また、カビは水分や温かい場所を好むので、水分が付いていたり常温保存してしまうとすぐに腐ってしまいます。
クランベリーを日持ちさせる保存方法と賞味期限
クランベリーを長持ちさせる保存方法と賞味期限について解説します。常温保存・冷蔵保存・冷凍保存の方法と、それぞれの日持ちはこちらです。
常温保存
クランベリーは涼しい時期であれば常温保存もできますが、家庭では冷蔵庫や野菜室に入れた方が長持ちします。
涼しい部屋の中で保存する場合の賞味期限は1〜2日が目安です。
冷蔵保存
クランベリーは冷蔵庫や野菜室で保存した方が、鮮度を保ち長く保存することができます。傷むのが早いので、できるだけ早い消費がオススメです。
クランベリーを長持ちさせるには、クランベリー同士が触れ合わないこと・水分がついていないことが重要です。
また、乾燥すると水分が蒸発して萎んでしまうので、容器のフタはしっかり閉めて保存してください。冷蔵での賞味期限は3〜4日が目安です。
冷凍保存
より長く日持ちさせたい時には、冷凍保存もオススメです。賞味期限は約1ヶ月が目安ですが、デメリットもあります。
●水っぽくなる
●味が薄くなる
●べちゃっとする
味や食感・風味が落ちてしまうので、冷凍クランベリーはジャムに加工したりヨーグルトに入れると美味しく食べることができます♩
クランベリーの食べ方
クランベリーはそのまま食べると甘酸っぱさや苦味があるので、アレンジしたい時は「ケーキ」や「ジャム」がおすすめですよ♩
自生しているクランベリーを食べる時は、加熱することで殺菌できるので衛生面的にも◎です。簡単な作り方をご紹介します。
ジャム
自生しているクランベリーを食べる時は、加熱することで殺菌できるので衛生面的にも◎です。簡単なジャムの作り方をご紹介します。
砂糖の量は、お好みの甘さに合わせて調整してみてください。クランベリーは苦味と酸味が強いので、甘いジャムにしたい時はたっぷりめに入れましょう。
ケーキ
クランベリーを砂糖と煮詰めたものをケーキに混ぜ込んで焼くと、甘酸っぱくて美味しいです。見た目も華やかなので、ちょっとしたおもてなしにも◎
まとめ
- 腐ったクランベリーの見分け方は、カビ/臭い/白く変色/じゅくじゅく/汁気が出ている など
- クランベリーが腐る原因は水分と乾燥!傷みやすいので丁寧な保存方法が長持ちのコツ
クランベリーは傷みやすい果物なので、購入後の保存状態が長持ちさせるカギとなります。最後まで美味しく食べるために、正しい保存方法でクランベリーの鮮度を保ちましょう♩